1951-05-26 第10回国会 衆議院 行政監察特別委員会 第12号
いいたしますが、外国人登録証の問題で、つまりこれは携帶しなければならぬことになつておりますが、この外国人登録証をたまたま忘れて来るというような場合、これは決して悪意でなく、たまたま忘れて来たという場合に、それを根拠に非常に強く——つまりたまたま外国人登録証を持つておらなかつたということで逮捕する、検挙するというようなこと、そのことのために非常な摩擦、不必要な混乱を起しておるような事例、たとえば神戸騒擾事件
いいたしますが、外国人登録証の問題で、つまりこれは携帶しなければならぬことになつておりますが、この外国人登録証をたまたま忘れて来るというような場合、これは決して悪意でなく、たまたま忘れて来たという場合に、それを根拠に非常に強く——つまりたまたま外国人登録証を持つておらなかつたということで逮捕する、検挙するというようなこと、そのことのために非常な摩擦、不必要な混乱を起しておるような事例、たとえば神戸騒擾事件
つまり神戸騒擾事件の場合、これは外にも始終そういう事例にぶつかるのでありますが、神戸騒擾事件の場合、われわれが聞いておるところによれば、区役所に陳情に行つた。それで帰りがけに一々登録証を持つておるかどうかということを調べられた。ちようどその日は役所に出て行くので、着かえて行つたらしいのです。朝鮮服でそれにはポケットがないらしい。
そこにおきましても神戸騒擾事件の根拠地でありまするさつき申しました朝鮮人の西神小学校におきましても、戦闘的な青年行動隊員が尖鋭活動の中心となつておるのであります。殊に神戸の場合は、先に御報告いたしましたように、彼ら青年は白鉢巻をいたしまして、みずから決死隊であると放言いたしておるのであります。
これはきのうの報告によりますと、自由党から三名、民主党が一名、社会党が一名、こういう割振りになつておつたのでありますが、これは事柄が神戸騒擾事件を中心にした調査であります。そうしてこれは委員会や本会議でもその点に触れておりますが、その騒擾事件の背景には共産党があるとかないとかいうことが問題になつているわけであります。
神戸騒擾事件は、背後に共産党がおるか、いなかということがいろいろ問題になつておるわけであります。だからどうしても共産党の委員も一名加えなければならぬというのが、理事会の了解事項になつておつたのであります。今見ますと、全然入つておらない、この点についても相当問題があると思います。
○安部委員長 次に神戸騒擾事件に関する件を議題といたします。今回神戸において惹起した朝鮮人の騒擾事件に関しましては、本委員会としては重大な関心を持つておるのであります。本件に関し委員から発言の通告がありますので、これを通告順によつて許します。押谷富三君。
前日に引續きまして大阪、神戸騒擾事件の調査報告に關する件を議題に供します。かねてこの問題につきましては、委員以外の共産黨の細川嘉六君より特に發言の御要求がございまたしので、これを許可いたします。細川君。
まず先般当委員会において決定いたしまして、宮城委員及び中村委員御両氏が神戸騒擾事件の調査のたる派遣せられました。それにつきまして中村委員から、調査の結果の御報告をお願いすることにいたしたいと思いますが、便宜上お述べになつたことにして、これを速記録に掲載することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕